研究ブランディング事業

江戸東京の「ユニークさ」

プロジェクトリーダー教員紹介

横山泰子

国際基督教大学比較文化研究科博士後期課程修了。
法政大学理工学部創生科学科教授。
研究テーマは,怪異・怪談文学,近世芸能史。
1997年歌舞伎学会奨励賞,1998年日本古典文学会賞を受賞。
主な著書に,『進化する妖怪文化研究』(せりか書房,2017年),『猫の怪』(白澤社,2017年),『怪異を魅せる』(青弓社,2016年)等がある。


研究プロジェクト内容

江戸東京のユニークさとは、何か。

この大きな問題に、私たちのチームは取り組むことにしました。ユニークさとは、珍しさであり、個性です。法政大学ー市ヶ谷・多摩・小金井ーで活動するひとであれば誰でも、学内=東京で多くの時間を過ごしています。「自分たちの居場所・法政が東京にあることの意味を考え、江戸東京の個性を発見する」、それが私たちの研究目的の一つです。

ユニークさとは、長所であると同時に短所でもあります。江戸東京のユニークさを考えることは、この都市の価値を発見し、守り、活用していくことにつながるでしょう。それと同時に江戸東京特有の問題をあぶり出し、解決につながる道を考えることも、大学憲章「自由を生き抜く実践知」をうたう本学の課題です。そして、学外の多くの方々と連携し、江戸東京のユニークさを多面的に研究していく所存です。

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各年度の年次目標及び実施計画

2017(平成29)年度

哲学者の和辻哲郎は、『風土』の中で、東京を世界の他の都市と比べ「広さのために病める都会の世界的な例」と言い、東京の様々な面を「珍しい現象」として考えています。もっとも、東京の広さは近代に始まったことではなく、この都市が「江戸」と呼ばれていた頃から既にそうであり、江戸東京が広さを誇る大都会になり得たのは、自然条件によるところが大きいのです。自然環境の面から見た近世以前の江戸東京については、2018年1月のシンポジウム「江戸東京の基層/古代・中世の原風景を再考する」を開催しました。

2018(平成30)年度

シンポジウムの成果をもとに、近世以後の「江戸東京の名所・景観研究」をテーマとして設定しました。広い江戸東京には、数多くの名所があります。地誌やガイドブック、名所絵、文芸、地図などに表象された江戸東京の名所の歴史をさぐり、現代東京のユニークさを発見する手がかりを見出していきます。法政大学図書館は、東京都の歴史と地誌類を集めた「江戸文庫」、多摩地域の市町村史等のコレクション「多摩地域資料」「和辻哲郎文庫」など、基礎資料を持っています。当江戸東京研究センターはさらに資料整備をすすめ、江戸東京の名所・景観の特徴を考察します。都市のユニークさを考えるためには、他の都市との比較研究が有効です。『風土』関連のシンポジウム、定例研究会を企画しています。


@ Hosei University
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