研究ブランディング事業

江戸東京アトラス

研究プロジェクト内容

(1) 研究プロジェクトの目的

アトラスとは地図上に様々なテーマの主題図を集大成したものであり、自然環境から政治、歴史、文化など様々な側面から世界を把握することができる手段です。紙ベースの主題図を集めた地図帳がヨーロッパ発祥の典型的なアトラスの形でしたが、近年の地理情報システム(GIS)の普及により、研究者自らが大量のデータを集め、デジタル都市アトラスとして表現し、世界中に公開することが可能になりました。江戸東京アトラスプロジェクトは、江戸東京研究センターの研究成果をデジタル地図上に表現する方法を探求し、具体的に公開することを目的にしています。

(2) 期待される研究成果

デジタル都市アトラスには大きな可能性がありますが、膨大に集められたデータをわかりやすく示すための情報処理や表現方法、時間の表現方法、デフォルメされた歴史資料の表現方法などについて多くの工夫の余地があります。また、デジタル都市アトラスの存在を前提とした歴史研究では、これに適した資料収集や情報の取扱方法が必要となると考えられます。

江戸東京アトラスプロジェクトでは、地理情報システム(GIS)で作成した地図をプラットフォームとして、江戸東京研究の方法ならびに成果の出し方に関する新たな展開を志向すると共に、その表現を行うための実装技術や活用方法の開発を文理協働により実現します。その具体的な成果として江戸東京研究の成果をヴィジュアルに示します。

(3) ブランディング戦略について

本プロジェクトで作成した主題図をEToSの成果としてウェブ上で公開することで、主に論文や報告書で共有されることが多かった研究成果を、広く一般の方にもわかりやすい形で提供します。


各年度の年次目標及び実施計画

2020(令和2)年度

【年次目標】
江戸東京アトラスの主題図のプロトタイプを完成させることを目標とします。

【実施計画】
2019年度に着手したデータ整理を進め、GISシステムへのプロットを行い、表現手法を検討します。その成果について学内研究者による研究ワークショップで議論し、その意見を反映させて主題図のプロトタイプを作成します。

【成果指標と達成目標】
2020年度中に1回以上の研究ワークショップを実施し、1種類以上の主題図のプロトタイプを完成させることを達成目標とします。ただしCOVID-19の流行状況によっては達成時期を延期する可能性があります。

2021(令和3)年度

【年次目標】
江戸東京研究センターとしての活動は最終年度となることから、デジタルアトラスの特徴を活かし、江戸から東京に至る名所の変遷を地図上で表現し、それを江戸東京アトラスとして公開することを目標とします。

【実施計画】
2020年度に作成したプロトタイプに必要な改善を施しつつ、データの拡充を行い、一連の主題図として表現する作業を行います。主題図の解釈等については学内研究者による研究ワークショップを開催して検討します。

【成果指標と達成目標】
江戸から東京に至る名所の変遷を表した主題図の完成と、その公開を達成目標とします。


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