江戸東京研究センター「テクノロジーとアート」研究プロジェクト 主催
■報告者
岡村 民夫
法政大学江戸東京研究センター研究員・
国際文化学部教授
■司会
安孫子 信
法政大学江戸東京研究センター研究プロジェクト・リーダー/
文学部教授
■概要
24歳で夭折した詩人建築家・立原道造。近著『立原道造――故郷を建てる詩人』に基づき、彼の詩と建築を、下町の東京人による「故郷」の探求として再評価する。師の堀辰雄の場合と同様、関東大震災とその後の東京下町の激変は、大きな故郷喪失感を彼にもたらした。1930年代における彼の文学と建築設計は、非常に西洋的でモダンに見えるが、その底には、下町の木造町屋や看板建築に対する郷愁、江戸東京人的な山岳信仰が見つかる。彼はそうした懐かしくバナキュラーなものへの志向を抱えながら、退嬰的な懐旧へ陥ることなく、高原や郊外に新鮮な「故郷」を捏造する方向へ歩んだのだ。
■日時 2018年10月26日(金)18時30分-20時30分
■会場 法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー25階B会議室
■交通 飯田橋駅,市ヶ谷駅より徒歩10分
■主催 法政大学江戸東京研究センター
■参加費 無料
■参加申込 事前予約不要
■お問合せ先
法政大学江戸東京研究センター事務室
E-mail: edotokyo-jimu@ml.hosei.ac.jp
TEL : 03-3264-9682