法政大学 江戸東京研究センターでは,下記のシンポジウムと展覧会を開催します。ぜひご参加ください。
「続・TOKYO METABOLIZING展」
◆展覧会
会期:2018年2月18日~3月4日 11:00-19:00
会場:EARTH+GALLERY(東京都江東区木場)
主催:法政大学 江戸東京研究センター
◆関連シンポジウム
2018年2月18日(日)14:30〜18:00:法政大学 江戸東京研究センター FCLT「都市東京の近未来」
14:30~15:00「挨拶・基調講演」陣内秀信(法政大学江戸東京研究センター長)
15:00~16:00「江戸-東京という巨視的時間で都市論は語れるか」塚本由晴・北山恒・寺田真理子
16:00~18:00「江戸東京研究センターについて」陣内秀信・横山泰子・安孫子信・高村雅彦
2018年2月25日(日)13:00〜15:30:東京工業大学大学院塚本研究室「未来の住宅を考える」
2018年3月3日(土)14:00〜18:00:横浜国立大学先端科学高等研究院+Y-GSA「Big Form,Small Grain-「集まって住む」ための個と全体のかたち」
明治維新150年の今年、法政大学では「江戸東京研究センター」を設置しました。大きく社会制度を変換した江戸と東京を通して見る文明論的な研究に取り組みます。
2010年の第12回ヴェネツィア・ヴィエンナーレ国際建築展の日本館において、北山恒がキュレーションした「Tokyo Metabolizing」展では、塚本由晴、西沢立衛を出展者として、絶え間なく生成変化を続ける粒状の都市組織を対象としたプレゼンテーションを行いました。現在、日本社会は人口動態のピークを打ち急激に縮減を始めています。そこでは、拡張拡大を求める時代の終焉を理解し、豊かな定常型社会を創造することが求められています。
この度、法政大学FCLT、東京工業大学塚本研究室、横浜国立大学大学院”Y-GSA”が協同し、あらたに近未来の「居住都市・東京」の像を描く「続Tokyo Metabolizing」展を開催します。本展は、「江戸東京研究センター」の研究プロジェクトとして、各大学の「居住」に対する研究発表を行います。これらの展示を通じて、近未来の東京に、歴史上どこにも存在しなかった新しい都市社会を創造していくために、その東京の姿を描きだしていきます。
東京の今は、かような未来都市を生産できる瞬間にあります。
◇法政大学FCLT(Future City Lab. Tokyo)
東京の近未来を描きます。近代以前の「江戸」の社会空間を参照し、そこに存在していた豊かな社会的共通資本を召喚することによって、現代社会に人々の関係性を再構築できないか検証します。
◇東京工業大学塚本研究室
東京の郊外住宅地における住宅の世代についての研究を踏まえ、現代の東京における暮らしのエコロジーを見直すことによって、新しい世代の居住を提案します。
◇横浜国立大学Y-GSA「次世代居住都市研究」ユニット
住まいにおける「集合」と「共有」に着目し、国内に建てられた10の集合住宅の比較研究、および横浜の木造密集市街地である西戸部地域における次世代の居住モデルを提案します。