法政大学江戸東京研究センター シンポジウム「江戸東京の東西南北」を開催します。
江戸城の西に広がる武家地として発展した山の手に、神田・日本橋を中心とする町人たちによる商いの下町。その対照的な両者がそれぞれ西と東に大きく拡張し、それを基盤として都市としての東京は発展してきました。また芝、品川から先は湾岸が埋め立てられるとともに、東海道に鉄道が走ったこともあって独特の工業地帯となった南部、上野・本郷といった文京地区を抱えつつも、郊外として工業化されある種(近現代的な意味において)下町的な雰囲気を色濃くまとうようになった北部と、方角ごとに、雰囲気の異なる街並みが形成されて今日に至ります。江戸東京のもつ多様性の一つとして、この東西南北それぞれの地域性の問題を考えたいというのが本シンポジウムのねらいです。
■開催日時
2019年11月17日(日)13:00~16:30
■会場
法政大学 市ヶ谷キャンパス 外濠校舎2階 S205教室
<アクセス>地下鉄・JR各線 飯田橋駅 または 市ヶ谷駅より徒歩10分
http://www.hosei.ac.jp/access/ichigaya.html
■プログラム
・陣内秀信(法政大学特任教授)
「江戸東京の東と西―都市の発展・成熟と<下町><山の手>の遺伝子の展開」
・日埜直彦(日埜建築設計事務所主宰・芝浦工業大学非常勤講師)
「サードドメインと東京の近代化」
・勝又浩(法政大学名誉教授)
「東京―近代文学のなかの東西南北」
・岩切信一郎(早稲田大学・国学院大学非常勤講師)
「錦絵風景版画に見る方角」
・ディスカッション
司会:小林ふみ子(法政大学教授)・高村雅彦(法政大学教授)
■チラシ(PDF)はこちらをクリックしてダウンロードしてください
■参加費 無料
■定員 400名
■申込不要(会場へ直接お越しください)
■主催 法政大学江戸東京研究センター
■お問合せ先
法政大学 江戸東京研究センター事務室
E-mail: edotokyo-jimu@ml.hosei.ac.jp