東京でのロケ撮影に対する厳しい諸制約のせいで、一般的な劇映画では「東京」の表現が著しく希薄になっています。その制約をかいくぐって巧妙に「東京」を表象してきたのが、映画史でキワモノ視されてきたアニメ映画や特撮映画にほかなりません。しかもそこでは豊かな想像力を通して、東京やその近郊が、自然、異界、カタストロフ、過去/未来などとのダイナミックな関係において大胆に捉えなおされているのです。このシンポジウムでは、両ジャンルにおける東京表象の大きな意義を浮かび上がらせてみたいと思います。
2021年7月17日(土) 13時~17時
オンラインにて開催(オンライン会議システムZoomを使用)
参加無料
事前申込が必要です(〆切:7月16日(金)午前9時)
事前申込はこちら
https://forms.gle/7GCZqRSF4qnQGgQd7
【基調講演】
岡村民夫「アニメ・特撮における東京表象の意義」
(法政大学国際文化学部教授
(江戸東京研究センター「テクノロジーとアート」プロジェクトリーダー)
【講演】
安 智史「特撮映画の東京-1950~60年代、東宝SF映画を中心に」
(愛知大学短期大学部教授)
赤坂憲雄「ジブリアニメの武蔵野」
(学習院大学教授)
【コメンテーター】
山本真鳥(法政大学名誉教授・江戸東京研究センター客員研究員)
横山泰子(法政大学理工学部教授・江戸東京研究センター研究員)
岩佐明彦(法政大学デザイン工学部教授・江戸東京研究センター研究員)
【司会】
岡村民夫(前出)
【挨拶】
田中優子(法政大学江戸東京研究センター特任教授)
フライヤーのダウンロードはこちら