シンポジウム「EToSがつくる新・江戸東京研究の世界」
江戸東京研究センター(EToS)は 2017 年度に設立されてから今年で 5 年目を迎えます。これを一つの区切りとして、これまでの研究の成果をベースに、次へつなぐためのテーマの発掘を目指して2週連続のシンポジウムを開催します。魅力的な三つのセッションに加え、最終日の午後には田中優子、陣内秀信の両氏による対談をおこなって EToS 独自の新たな江戸東京研究の可能性を探ります。
日程:9月19日(日),9月26日(日)
会場:オンライン配信(Zoom)
参加無料
事前申込制→事前申込はこちら
フライヤーのダウンロードはこちら
-----シンポジウム概要-----
SESSION1【都市をつくるのは誰か―定住者と流入者・来訪者、それぞれの役割とまなざし】
9月19日(日)10:00~
山の手と下町、表と裏、近代性と歴史性、アジア的なものと西洋的なもの――多くの二面性が江戸東京を支えてきました。その基層にある、大都市ならではの定住者と流入者という構成、とりわけ後者の意義や役割を考えます。
コーディネーター
小林ふみ子|法政大学文学部日本文学科教授
プログラム
10:00~10:20 小林ふみ子|法政大学文学部日本文学科教授
10:20~10:40 川添 裕|横浜国立大学名誉教授
10:40~11:00 根崎光男|法政大学人間環境学部人間環境学科教授
11:00~11:20 高村雅彦|法政大学デザイン工学部建築学科教授
11:20~11:25 <休憩>
11:25~11:45 中丸宣明|法政大学文学部日本文学科教授
11:45~12:05 稲葉佳子|法政大学大学院デザイン工学研究科兼任講師
12:05~13:00 パネルディスカッション
SESSION2【都市の表象文化 「名所」から「聖地」へ】
9月19日(日)14:00~
自然と人工が絡みあった江戸の「名所」は、浮世絵や風景画を通じて流布しました。その流れは、明治以降メディアを変えながらも受け継がれています。浮世絵、絵葉書、鳥瞰図、映画、アニメや、その受容形態を検討しながら、都市の表象文化の系譜を議論します。
コーディネーター
岡村民夫|法政大学国際文化学部国際文化学科教授
プログラム
14:00~14:10 岡村民夫(挨拶)
14:10~14:30 米家志乃布| 法政大学文学部地理学科教授
「名所と視覚的経験~江戸/東京の風景~」
14:30~14:50 森田 喬|法政大学名誉教授
「鳥瞰図に見る都市の表象文化」
14:50~15:10 岡村民夫|法政大学国際文化学部国際文化学科教授
「映画・アニメからみる東京表象」
15:10~15:30 増淵敏之|法政大学大学院政策創造研究科教授
「『コンテンツツーリズムと東京』再考」
15:30~15:40 <休憩>
15:40~16:00 山本真鳥|法政大学名誉教授(全体コメント)
16:00~17:00 パネルディスカッション
SESSION3【コモンズを再生する東京 2021】
9月26日(日)10:00~
建築家の実践が作る東京のコモンズ(空間的資源)
コーディネーター
山道拓人|ツバメアーキテクツ代表,法政大学デザイン工学部建築学科専任講師
登壇者
北山 恒|architecture WORKSHOP 主宰、横浜国立大学名誉教授
連勇太朗|明治大学理工学部建築学科専任講師
栗生はるか|せんとうとまち代表理事、法政大学デザイン工学部・研究科兼任講師
小島 聡|法政大学人間環境学部人間環境学科教授
石神 隆|法政大学名誉教授
SESSION4【EToS の今後 江戸東京研究の可能性をさぐる】
9月26日(日)14:00~
江戸東京研究センター設立から5年目の今、これまでの活動をふりかえり、今後の調査研究の課題を共有します。法政大学のブランディングやミュージアム、外国との共同研究なども視野に入れたトークを行います。
コーディネーター・司会
横山泰子|法政大学理工学部創生科学科教授
岩佐明彦|法政大学デザイン工学部建築学科教授
登壇者
田中優子|法政大学 特任教授
陣内秀信|法政大学 特任教授
フライヤーのダウンロードはこちら