シンポジウム・研究会等報告

2019年3月14日「神田明神:江戸東京文化講座(第1回)」開催報告

  • 更新日:2019年03月19日

 2019年3月14日(木)、神田明神文化交流館にて「神田明神:江戸東京文化講座」の第1回が開催されました。全8回にわたる連続講座の第1回は田中優子・法政大学総長が「江戸を使いこなす」というタイトルで講演を行いました。

 近世の江戸の人々が,「見立て」と「やつし」という「変換」を用いることによって伝統文化を自分たちの生活に取り入れ楽しんでいたこと,一人の人間が複数の名前を使い分けて多様な異なる場面や役割で活躍していた様子、さらに、外から入ってきた文化や新しく開発された技術が自分たちの未来の生活に与える影響を想像する力を持っていたことなどを様々な図像資料を基に実証的に解説し、これからの日本が江戸から何を学ぶべきかについて考察しました。

 神田明神「江戸東京文化講座」は今後7回にわたり多様なテーマで江戸東京を掘り下げていきます。ぜひご参加ください(事前予約必要:受講料必要)。
詳しくは下記をご覧ください(神田明神文化交流館のサイトへリンクします)。
https://cocoro-k.co.jp/events/edotokyo

【今後の予定】
第2回 2019/4/10(水)「東京・水の都市、水の地域」法政大学特任教授 陣内秀信
第3回 2019/5/16(木)「江戸東京におけるカッパ」法政大学教授 横山泰子
第4回 2019/5/31(金)「古代地形から読む神田明神とその景観」法政大学教授 高村雅彦
第5回 2019/6/15(土)「将軍の鷹狩りと江戸の町」法政大学教授 根崎光男
第6回 2019/6/27(木)「江戸狂歌の大流行-山の手でも下町でも、神田明神社内でも-」法政大学教授 小林ふみ子
第7回 2019/7/11(木)「力持の流行と神田明神の力石」法政大学江戸東京研究センター客員研究員 川添裕
第8回 2019/7/23(火)「東京の文化的景観ー江戸城外濠と葛飾柴又」法政大学教授 福井恒明

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