2020年11月11日 「神谷博 法政大学退任記念特別講義」開催報告
2020年11月11日(水)、「サバイバルエコロジー」と題して、神谷博法政大学退任記念「環境生態学」特別講義を行いました。当初、3月8日に法政大学市谷田町校舎で開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていました。半年ほど先にはできるかと思っていましたが、大学施設が使えない状況が続き、リモート講義を準備していました。しかし、少人数でも会場で実施してほしいとの声もあり、リモートと併用で開催することにいたしました。
会場は千代田区立日比谷図書文化館の大ホールとし、207名定員のところ、参加定員を50名にして開催いたしました。会場側でも対策が施されていて、何とか無事終えることができました。内容は3月企画に比べコンパクトにして、大学での講義を主としてお話しました。初めのご挨拶と紹介は、陣内秀信特任教授にお願いし、講義終了後には日本大学特任教授の糸長浩司氏をゲストに迎え、コメントをいただき、陣内先生を交えて3人で意見交換をいたしました。
ゲスト対談のテーマは「人新世を見据えて」としました。人のサバイバルを生態学の視点から見てお話した内容を踏まえて、近未来に人はどう生きるか、語り合いました。難しいテーマですが、陣内先生のテリトーリオ論と糸長先生のバイオリージョン論が重なり、将来の展望を垣間見ることができたかと思います。(神谷博)
※ 神谷博 本人の意向により,当ウェブサイトで公開していた当日の録画動画を取り下げました(2021年3月4日)