法政大学 学生センター「課外教養プログラム」に江戸東京研究センターが協力し,「先人は凄かった!総長と学ぶ江戸ロジー」が開催されました。当日は田中優子総長が講演を行い,学生による発表やゲーム形式のワークショップ,グループディスカッションが行われました。
「課外教養プログラム」は,正課授業だけでは補いきれない学生の多様なニーズに応えるために学生センターが実施しているプログラムです。学生のために学生が企画・運営を行い,「スキルアップ」「古典芸能鑑賞」「スポーツ鑑賞」など幅広いテーマで講座やワークショップなどが開催されています。
「ピアネット」https://www.hosei.ac.jp/gakuseishien/
「課外教養プログラム」https://www.hosei.ac.jp/gakuseishien/project/kagai/
以下、学生スタッフからの開催報告を掲載します。
----------KYOPRO学生スタッフによる実施報告-----------
このプログラムは現代の環境問題について,江戸時代の環境へ取り組みから解決策を考える企画です。講師の田中優子総長に江戸時代の人の取り組みを紹介していただきました。また、このプログラムは大学の教室で行われました。今年は多くの授業がオンラインになり、学生はキャンパスに足を運ぶ機会が減りました。その中でも対面授業ならではの雰囲気を感じてもらうために,検温や手指の消毒はもちろん,ビニール手袋やフェイスシールドを使ってカルタ形式のワークも実施し,対面でしかできない企画になりました。
当プログラムは,はじめに,江戸時代にはどのように循環されていたのか,人々のものを大切にする価値観について講義していただきました。着物の洗いはぎの話や行灯の話を通して,江戸時代の人々を取り巻く環境・社会についての理解が深まりました。
プログラムの中盤、学生スタッフが現代の環境問題についての取り組みや課題について紹介し,それに対する詳しい解説を総長にお話していただきました。江戸時代と比較しながら現代の環境問題への取り組みを理解することができました。プログラムの終盤では,ディスカッション形式で講義の内容を踏まえて現代の環境問題への対策を議論し発表しました。どのグループもユニークなアイデアを出しており,学んだことを生かせていました。それに対して総長から丁寧なコメントをいただき,各々の意見について深く考えることができました。
コロナ禍で学生生活も変わり,多くの学生が先の分からない不安に苛まれています。
その中でも自分たちの生活をより良くしたいという向上心のもと,環境問題にも目を向け,自分のできることから取り組んでいただければ幸いです。
【報告・KYOPROスタッフ】吉村秀斗(法学部政治学科2年)
総長による講演
かるたの様子。コロナ対策を万全にして行いました。
各グループでゴミを減らすにはどのような取り組みをすれば良いか?について考えました。
集合写真。学生達にとって貴重な経験になりました。