成果・刊行物

講義「フィールドワーク」

江戸東京研究センターにあって、学生を中心とする学内のブランディング事業、つまりインナーブランディングはもっとも重要な活動となる。デザイン工学部建築学科では、学部3年生に演習講義名「フィールドワーク(建築)」を設けている。学生たちが主体的に東京の街に出て、面白そうなもの、価値のありそうなものを見つけ出し、実際のフィールドを通して都市や建築の歴史を考えていくのである。具体的には、地図や様々な史料を使いながら歴史的なまちの分析、あるいは住宅などの建物の実測調査と作図を行う。こうした作業を通じて、たんに分析方法や実測の知識を身につけるだけでなく、都市や建築の歴史的価値を見出し、その保存や再生がいかに創造的な行為であるかを理解することが目的となる。

(高村雅彦)2018.10.17


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