江戸東京研究は、これまでは主に人と建築物が密集する陸の視点から捉えられてきました。一方で海は、江戸東京の発展に大きく寄与したにもかかわらず、陸の視点からは見えにくいといえます。陸に住む人々にとって海は障壁になりますが、船乗りにとっては自由に往来できる空間という二面性をもっています。
本シンポジウムでは、江戸東京という都市を、陸の視点からだけでなく、江戸の前に広がる海としての「江戸前」、東京湾という海の視点からも捉えなおしていきます。人々は、どのようにこの空間を見、利用して、付き合ってきたのでしょうか。これまでにない、よりダイナミックな江戸東京の空間として、その歴史、現在、そして未来を考えていきたいと思います。
■開催日時:2025年1月12日(日)10:00~17:00
■会場:法政大学 市ヶ谷キャンパス 富士見ゲート棟5階 G503教室
■参加費:無料
■開催方式:会場およびオンライン(Zoom)によるハイブリッド ※どちらかお選びいただけます
■参加方法:事前申込制
会場参加、オンライン(Zoom)参加、いずれの場合も、事前申込が必要です。
下記の申込フォームから2025年1月9日(木)までに申込んでください
申込フォーム:https://forms.gle/BKauKLhNi51kDBaa9
※入力いただいたメールアドレス宛に、Zoom接続情報を2025年1月10日(金)に送信します。メールアドレスを誤入力されますと、こちらからのご連絡が届きませんのでお気をつけください。
■プログラム-------------------------------
午前の部
[ 趣旨説明 ] 10:00~10:15 陣内 秀信(法政大学名誉教授/江戸東京研究センター特任教授)
[ 基調講演 ] 10:15~11:15 松平定信にとっての海
田中 優子(法政大学名誉教授/江戸東京研究センター特任教授)
[ 報告 ]
11:20~12:00 江戸前の島をめぐる説話
小林 ふみ子(法政大学文学部日本文学科教授/江戸東京研究センタープロジェクト・リーダー)
(休憩)
午後の部
[ 報告 ]
13:00~13:40 江戸前をつないできた東京湾の流れ
古川 恵太(特定非営利活動法人 海辺つくり研究会理事長)
13:40~14:20 落語における江戸前
中丸宣明(法政大学文学部日本文学科教授/江戸東京研究センター兼担研究員)
14:20~14:40 海の地図史と江戸前・東京湾
米家 志乃布(法政大学文学部地理学科教授/江戸東京研究センター長 兼 プロジェクト・リーダー)
(休憩)
[ 報告 ]
15:00~15:40 東京湾を移動する船上生活者
高村 雅彦(法政大学デザイン工学部建築学科教授/江戸東京研究センター プロジェクト・リーダー)
15:40~16:20 佃島、月島の歴史、現在、未来
志村 秀明(芝浦工業大学建築学部建築学科教授)
[ 総合討論 ] 16:20~17:00
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※フライヤーはこちらからダウンロードしてください(PDF/397KB)(掲載日2024/10/28)
■問合せ先:法政大学江戸東京研究センター edotokyo-jimu(アットマーク)ml.hosei.ac.jp
※(アットマーク)を@に変えてください